ハチクロは読んでたけど、これは全然。
しかし、「グレーテルのかまど」で、「羽海野チカのラムネ」という回があって、え、どんな話?と気になってしまったのだった。
そしたら面白いじゃないですか!
羽海野チカの絵は特にスキってわけじゃない。
キライってことじゃないですよ。
これはちょうどいい塩梅で「絵だけでうっとり」ということがないので、むしろちゃんと楽しめるかも。
そして、やたらとみんなかっこいいんですよ、棋士のみなさんが。
二海堂は「カワイイ」ですが。
そう、二海堂。
誰だって、二海堂君を好きにならずにはいられないでしょ。
むっちり男子に否定的な私ですらトリコにする二海堂君。
(それにしてもあかりさんの趣味はヘンだと思う)
それに、じいやの花岡さん!ステキすぎ!
これまでじいや界は、花輪君ちのひでじいの一人勝ちであったが(多分)これからは、じいや界の王位をかけて二人が戦うことになろう。
ならないか。
ふたりとも自分のおぼっちゃん以外に興味ないからな。
そこがまたステキすぎるのであるが。
で、その二海堂を、やや卑怯な手で倒した筒井・・・じゃない、山崎順慶。
これがまた、やなやつだなー、と思わせておいて、しかも思わせたまま6巻終わり、で7巻の冒頭でいきなり、鳩攻撃。
これは反則だて~。
私は一気に読んだのでそれほどでもなかったけど、コミックスが出るごとに買って読んでた人は
「あれ、山崎って・・・あれ?あれ?」
と目が泳いでしまいそう。
感動的なだまされ感。
うまいよなあ。
そしてうまいといえば、棋匠戦!
ここは島田さんが、これまでも渋くかっこよかった島田さんが、ついに!と誰もが思うじゃないですか。
ところが。
かっこいいのはなんと、柳原名人だった!
そっちかよ!
この人、これまでただの会長の相方かと思ってました。失礼しました。
ほんとにかっこよかったわ。
あと何巻だったかな、あとがきに胸を打たれた・・・羽海野さんが京都駅で号泣したという話。
命削って描いていらっしゃるのがわかりましたよ。
なぜなら私最近やっと「本当に疲れると人は泣いてしまうものだ」ということがわかったので。
’(これまでは、疲れると怒ってたんですが、年を取って体力が落ちてくると、もう泣いてしまうのね、しかもかなりくだらないことで。)もちろん羽海野さんは私より年下だと思われるので、相当お疲れなのであろうと。