それから、忘れられないのがあかね書房の「少年少女世界推理文学全集」と、金の星社の「少女世界推理名作選集」。
あかね書房の方は、すごいラインナップですよ。
『モルグ街の怪事件』(この中の「落し穴と振り子」がめちゃめちゃ怖くて、それ以降あんまりポーが読めず)
『赤い家の秘密/黄色いへやのなぞ』(なんかこれも怖かった)
『エジプト十字架の秘密/十四のピストルのなぞ』(エジプト十字架・・・怖かった~)
・・・・怖がってばっかりですね私。
そんなに怖いなら読むなっつーの。
でも、このシリーズには、
アイリッシュの『恐怖の黒いカーテン/アリスが消えた』
と、
ウールリッチの『非常階段/シンデレラとギャング』
が入っていて、どちらもものすごく好きだったんです。
当時はアイリッシュ=ウールリッチだってことは知りませんでしたが。
これを読めただけで、上の3冊で怖かった分は取り戻したって感じ。
クリスティも「ABC殺人事件」が入っていますが、クリスティは3年生くらいから、ハヤカワミステリ文庫で読むようになったので、こっちでは読んでないかも。
あと、なぜかいきなり
『人工頭脳の怪/ノバ爆発の恐怖』〈SF編〉 シオドマク/ハインライン
『暗黒星雲/生きている首』〈SF編〉 アシモフ/ベリヤーエフ
と、SFが2冊入っていて、これは両方とも「つまんないなー」と思った記憶が。
のちに、ハインラインとアシモフは、結構読むことになるんですけどね。