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MONTHLY YONDA STREET ◆ DIARY

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中学生の時に読んでた本 その9 三原順「はみだしっ子」

私と知り合いのあなた。
ここまでお読みになって「あんなにマンガ読んでるくせに、マンガでてこないなー」と思われていたことでしょう。
これからですよ、これから。

実は私、中学生になるまで、あまりマンガを読んでいませんでした。
理由は簡単、図書館に置いてなかったからです。

小学生時代の、私とマンガの接点といえば

・行きつけの耳鼻科(私は小学生の時に中耳炎を左右合計9回もやった)の待合室にあった「マーガレット」を読む
・イトコの家にあった「少年サンデー」を読む
・そろばん教室の待合室にあった「少女フレンド」を読む

この3点のみ。
なんか、ロミジュリなみの「親に隠れて」感がありますね。
まあ、読むなと言われたわけではないですが、普通の本ですら、読んでいるといい顔はされなかったわけで、ましてやマンガ・・・という感じでしたから、自分で買ってまで読もうという気は起きませんでした。

ところが、中学校に入った時に、なぜか母から、私と妹に「マンガ月刊誌を1冊ずつ配達してもらってよい」というお許しが出ました。
たぶん、母が何か読みたい雑誌があって(「きょうの料理」ではないかと思われる)、1冊では配達してくれなかった(うちの近くには本屋はなかった)のではないかと推測するのですが。

妹は「なかよし」でした。
「キャンディ・キャンディ」とか「おはよう!スパンク」が載ってたな。
まあ、小学生女子(妹は私の2歳下なので5年生)としては王道でしょう。ふろくもいっぱいついてたし。

で、なぜ自分が「花とゆめ」をチョイスしたのかというと、学校で誰かに読ませてもらって、三原順の「はみだしっ子」が、いたく気に入ってしまったからでした。
気に入ったとかの騒ぎじゃなくて、もう頭の中がいっぱいというか。

ここで、「りぼん」とか「フレンド」を読んでいれば、きっともっと違った人生が送れたに違いない。
三浦しをんちゃんも言っているように、「白泉社から入ってしまうのは、人生初手からまちがい」なのはわかるんだけど、それはもう、引力っていうか、仕方ないのよね~。
しかもはみだしっ子だからな。

さらに、私が好きなのは、みなさんすでにご推測のことと思いますが・・・

グレアムです。

中学校の時に仲の良かったふたりのうち、マキちゃんはアンジー。
ヤッコはサーニン。
そのふたりにすら「なんでグレアム?」と言われ続けたけど。
でも、やっぱグレアムでしょ、普通?

そしたら、川原泉が文庫版に「私は陰気なグレアム君のファン」という解説を書いているそうではないですか。
やった!わが意を得たり!
でも読んでないから、ほんとに得てるかどうかわかんないけど!
by yondastreet | 2013-03-16 00:00 |