10.11巻はきつかったなー。
なにがってもちろん、妻子捨男のことだが、私には、この捨男のビジュアルがきつかった。
だってさー、昔愛読してた高橋亮子の書く男子にそっくりなんだもん!
高橋亮子、今も持ってるのはもう「坂道のぼれ!」だけですけど、他には「つらいぜ!ボクちゃん」とか、「しっかり!長男」とか「夏の空色」とか「水平線をめざせ!」とかですよ。
繊細な絵柄、切なさ満点のストーリー、んもう、ニューミュージック的で青春炸裂的ですよ。
そんな高橋亮子のマンガに出てきそうな顔なのに、捨男。
いやーん、やめてー!!
もうホントにこいつダメ。
12巻でこいつの担当科目が「現国」であることが判明しますが、あーそんな感じ!
そしてコイツの恐ろしいところは、あかりちゃんちに、今の妻との娘を連れてきたときに、その娘におっきーーーーーなリュックを背負わせてきたところだ!
置いて帰る気まんまんじゃねえか!(だれも指摘してなかったけど)(未遂だったからあえて指摘しなかったのか)
この捨男のすごさにヤラれて、10巻の頭のほうにあった、タローとれいちゃんの話がすっとんでしまったではないか。
れいちゃんが、どれだけタローに救われていたか、この家にタローがいてくれて本当によかった、と胸を打たれるすごくいい話だったのに!捨男のバカ!
しかし12巻はよかった。10.11巻で疲弊(ほんとに「疲弊」としか言いようがなかった)していたのでほっとした。
まず最初の「れいちゃんがあかりさんの結婚相手を採点する話」がものすごく笑えた。
ていうかあのリスト自体がな。
れいちゃんの知り合いって「将棋」しかいないのか。
あ、櫻井さん入ってる。宗谷さんも入ってる。
2KDって誰・・・え?二海堂??入れちゃうの?
「学校」って二人しかいないうえに、なんで野口先輩入れてんの?
(と思ったのにおば様にすごい好評)
「無い」
という項目が立ててあるのも笑える。そっか、ハッチはナシなのね。
その後の藤本棋竜(この棋竜って本当にはないタイトルなんでしょ?でもかっこいいよね)の話はちょっとくどかったが、まあ仕方あるまい、九州男児だからな。
でもねひなたちゃん。
「起こったことは少し似てるのに、こんな終わり方もあるなんて」って、いってたけど。
似てないから!
グレード違うから!捨男のほうが全然ダメだから!
で、やっと最後になって、あかりさんをはさんで、わかりやすく林田先生と島田さんがご対面。
多分読者は8割がた島田派でしょう。私もだが。
しかし、ふと思う、このふたりじゃないところに正解があるんじゃ?
(土橋さんとか?)
そして二海堂とモモちゃん・・・良いじゃん??
二海堂といえば、エリザベスのお話もよかったですね!